■厚生年金とは? わかりやすく解説
国の年金制度には3つの種類があります。
1つが国民年金。
日本に住む20歳以上で60歳未満の方であれば、どなたでも加入できるもっとも一般的な年金制度で、主に個人事業者や、パート、アルバイトの人たちが加入するものです。
2つ目が厚生年金。
会社員など会社勤めの方が加入している制度で、こちらに加入していれば自動的に国民年金へも保険料が拠出されます。
そして3つ目が共済組合。
こちらは公務員などが加入する年金制度です。
このページでは「厚生年金」について解説します。
「厚生年金」の保険料は給与の額によって決まります。
だいたい大まかな目安としては、月収が30万円ぐらいである場合には厚生年金の保険料は2万2000円程度、月収が20万円程度の場合は厚生年金の保険料は1万5000円弱となります。
厚生年金は保険料を会社が半分負担してくれるというメリットがあります。
そして気になる老後にもらえる年金の額(給付額)ですが、保険料を支払っていた期間や給料によって異なるので一概には言えないのですが、仮に40年間保険料を支払い続けた場合には16万円〜20万円程度が毎月支給されます。
毎月、数万円の保険料で、老後になると月々20万円近くももらえるので、そういったことからも、やはり厚生年金や国民年金に加入しているというのは、老後の安心には欠かせないものであるといえます。
ただし、将来的には年金が貰える年齢が引き上げられたり、年金としてもらえる金額が下がってしまうことなども考えられます。が、それでも、全く年金に加入せず、支払いをしていないというのは将来的に不安がつきまといます。
ちなみに国民年金は毎月1万5000円の支払いで済みますが、その分厚生年金よりも年金としてもらえる金額が少なくなります。